~今週のワンポイントアドバイス~
人間が酸素を必要とするように魚達も生きる為に酸素が必要です。そ
して酸素が少ない状態の池では鯉は健康に美しく育ってくれませんし、水も悪くなってしまいます。鯉達は池の中に溶け込んでい
る酸素(溶存酸素)を鰓から取り入れて呼吸している訳ですが、その酸素はどこから来るのか?池の中で鯉と一緒に生活をしてい
る藻等の水中植物が光合成(炭酸同化作用)により日中は水中の炭素ガスと交換に酸素を排出してくれます。又逆に、夜中は水中
植物達も酸素を消費するので溶存酸素値は低くなりますので、鯉の動きも鈍くなります。そして、それだけの溶存酸素量では不十
分で池の中には鯉の他にもバクテリア等の酸素を必要としている生物達も生活しています。よって、池の溶存酸素量を安全値に保
つ為にもエアーポンプとエアストーン等を使ったようなエアレーションは不可欠です。良い鯉作りと言うのは良い水を作ることか
ら始まりますので、良い水を作るには鯉だけじゃなく、全ての生物が生きていける水を作る事により水中のバランスを保ちコナレ
た水が出来、元気に鯉が泳いでくれます。住みやすい環境を作る事により鯉がのびのび育ってくれるわけです。
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